「马」は「ウマ」にあらず?!

「马」( mǎ )の基本的な意味

読んで字のごとく「ウマ」という意味になります。

「马」( mǎ ):大きい

「马」には「大きい」という意味もあります。

ただ、大きいものを何でもかんでも指して言うのではなくて、ニュアンス的には「本来は小さいものだけれど、その中では大きめのもの」という感じで

文法的に言うと形容詞述語文を作る性質のものではなくて、他の一般名詞につくことで、それが通常のものより大きめであることを表します。

例:

马蜂( mǎ fēng ):スズメバチ、胡蜂( hú fēng )の通称、黄蜂( huáng fēng )とも

   ・蜂は本来は小さいですが、スズメバチは大きめですよね。

   ・第二次世界大戦中のアメリカ海軍の空母「ワスプ」は「胡蜂号( hú fēng hào )」

马蜂窝( mǎ fēng wō ):スズメバチの巣、または中国の旅行総合サイト名

   中国の旅行サイト「马蜂窝」のリンク ⇒  https://www.mafengwo.cn/  (注意!!見かけがまったく同じサイトがあるので利用する際は注意してください!!自己責任です!!)  

马勺(子)( mǎ sháo zi ):(主に木製の大きめの)しゃくし、ひしゃく

「马」( mǎ ):マレーシア

「马」は「マレーシア」を指すこともあり、「大马」( dà mǎ )と言うこともあります。

下の地図を見て分かるとおり、マレーシアは主に2つの部分に分かれています。

マレー半島の先端の部分は「西马」( xī mǎ )といい、首都であるクアラルンプールがあります。

ボルネオ島の北側にある部分は「东马」( dōng mǎ )といいます。

「西马」「东马」合わせて「大马」、略して「马」。

なんとまあ、リズミカルwww

旅行サイトなどでは「赴马旅游」(マレーシア観光)という使われ方をしたり、

ニュース記事などでは「中马关系」(中国・マレーシアの関係)、「中马两国」(中国・マレーシア両国)「中马建交」(中国・マレーシアの国交樹立)という感じで使われています。

いずれにせよ文脈から判断するしかないので、「中马」とでて来たからと言って必ずしも中国とマレーシアのことを指すわけではないので気をつけてください。

企業名かもしれないですし、馬のことを言っているのかもしれませんからね。

「马」( mǎ ):音訳

外来語の「マ」「マー」「マル」「モ」「モー」の音に相当する訳としても使われます。

どのようなものがあるか、実際に見てみましょう。

拉松( mǎ lā sōng ):ラソン

克( mǎ kè ):(ドイツの旧通貨)マルク、(人名)マー

克杯( mǎ kè bēi ):グカップ

自达( mǎ zì dá  ):(日本の自動車メーカー)ツダ

达( mǎ dá ):モーター

克思( mǎ kè sī ):(人名)マルクス

赛曲( mǎ sài qǔ ):(フランス国歌)マルセイエーズ

可波罗( mǎ kě bō luó ):(人名)マルコポーロ

歇尔群岛( mǎ xiē ěr qún dǎo ):マーシャル諸島

耳他( mǎ ěr tā ):(国名)ルタ

尔代夫( mǎ ěr dài fū ):(国名)ルジブ、ルディブ

德里( mǎ dé lǐ ):(スペインの首都)ドリード

赛克( mǎ sè kè ):ザイク

达加斯加( mǎ dá jiā sī jiā ):(国名)ダガスカル

「马」( mǎ )を使った諺・熟語

路遥知马力,日久见人心( lù yáo zhī mǎ lì ,rì jiǔ jiàn rén xīn ):長い道を乗ってみれば馬の力が分かり、久しく交際してみればその人の心が分かってくる

马大哈( mǎ dà hā ):物事をいい加減にする(人)、だらしない(人)、間抜け、そそっかしい人

东风马耳( dōng fēng mǎ ěr ):馬耳東風、馬の耳に念仏

拍马屁( pāi mǎ pì ):へつらう、人のご機嫌をとる

马马虎虎( mǎ ma hū hū ):いいかげんである、でたらめである

ウマに関する用語

马肉( mǎ ròu ):馬肉

生马片( shēng mǎ piàn ):馬刺し

马(肉)刺身( mǎ cì shēn ):馬刺し

马乳( mǎ rǔ ):馬乳、马奶( mǎ nǎi )とも

马油( mǎ yóu ):馬油

独角兽( dú jiǎo shòu ):ユニコーン

飞马( fēi mǎ ):ペガサス、天马( tiān mǎ )、佩格索斯( pèi gé suǒ sī )とも

半人马( bàn rén mǎ ):ケンタウロス、人头马( rén tóu mǎ )とも

赤兔马( chì tù mǎ ):赤兎馬

的卢( dì lú ):的蘆(額に白い模様を持つ名馬であり、凶馬。三国時代の劉備が乗っていたのは脚も白い凶馬中の凶馬)

矮种马( ǎi zhǒng mǎ ):ポニー

马车( mǎ chē ):馬車

裂唇嗅反应( liè chún xiù fǎn yìng ):フレーメン反応(ウマやネコなどの哺乳類に見られる、においに反応して唇を引き上げる生理現象のことで、顔が笑っているように見える)

赛马( sài mǎ ):競馬

赛马场( sài mǎ chǎng ):競馬場

纯种马( chún zhǒng mǎ ):サラブレッド

大震撼( dà zhèn hàn ):ディープインパクト

黄金巨匠( huáng jīn jù jiàng ):オルフェーブル

AKB48の代表曲のひとつ、「ポニーテールとシュシュ」は中国語では「马尾与发圈」( mǎ wěi yǔ fà quān )になります。

その他

英語は専門外なのですが、ちょっとだけ。

英語の慣用句で「go to the dogs」は「(人が)落ちぶれる、破滅する、堕落する」や「(事が)流行らなくなる」という意味があります。

これは「犬のようにみじめになる」ということから来ているらしいのですが

他にも、昔はどんなに優れた馬だったとしても、その死後は犬のエサになってしまうというところから来ているとする説もあるようです。

実際、現在も競走馬などの「廃用」になった馬の末路としては、馬肉として人間に食されるのはもちろんのこと、ペットフードの原料になったり動物園などの猛獣のエサになったり、加工食品の原料として利用されているようです。

そう考えるとそういう運命の馬たちには申し訳ないけど、「go to the dogs」の意味も想像に難くない感じがしますね。

まとめ

「马」には「ウマ」という意味だけでなく、普通名詞について「大きめの、大きい」という意味を持たせたり、「マレーシア」の略称であると言うことを覚えておきましょう。

初めのうちはよく分からないかもしれませんが、中国語をたくさん読んでたくさん話していけば自然と分かってくるようになるので

「1日○○分だけでできる」とか「1カ月でできるようになる」とか「○○するだけでできる」などなど

そういう甘い蜜の誘惑に負けてしまわないようにコツコツと楽しみながら中国語を勉強していきましょう。

その先には新しい世界が必ず待っているので、それまで一緒にがんばっていきましょう!!

イラストレーターの皆さん

この記事を作成するに当たって使用させてもらった画像のイラストレーターさんになります。

「ナイロンエース」さん - マレーシア地図

「yukis-ro」さん - ウマのキャラクター

「南見まめこ」さん - 女性

「オリビア」さん - 音符

「せいじん」さん - ネコ

「よろづや」さん - クローバーのライン

chinese-mao

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