【韓国語】모순(矛盾)

모순(矛盾):意味

모순(矛盾)は日本語でもおなじみの「矛盾」という意味になり、「前後に述べたことが一致しないこと」「つじつまが合わないこと」「言行が一致しないこと」を言います。

모순(矛盾):あらすじ

矛と盾を売っていた人が、客から自身の売り文句のおかしさを指摘されたという話。

모순(矛盾):故事

中国の戦国時代、楚国に矛と盾を売る人がいました。

彼はこの盾がとてもかたいことを誇って「どんなものでもこの盾を突き通すことはできない」と言うと、今度はこの矛がとても鋭いことを誇って「どんなものでも突き通すことができる」と言いました。

すると、彼の売り文句を聞いていた人がこう尋ねました。

「その矛でその盾を突いたらどうなるのかね」

その人は何も答えることができませんでした。

そもそも、何も通さない盾と何でも突き通す矛というのは同時には存在しないのです。

出典《한비자・난一》【韓非子・難一】

초나라에 방패를 팔러 다니는 사람이 있었다. 그는 자기 방패를 매우 자랑하며 이렇게 말했다. “이 방패는 견고하여 어느 것으로도 뚫을 수 없다.” 또 그는 자기 창을 극찬하며 이렇게 말했다. “이 창은 날카롭기 때문에 이것을 막아낼 물건은 없다.” 이 말을 듣고 있던 어떤 행인이 말했다. “당신의 창으로 당신의 방패를 찌르면 어떻게 되는가” 상인은 아무 말도 못했다고 한다.

今回の모순(矛盾)の故事の出典は、中国の戦国時代末期の思想家で、法家の代表的人物である한비(韓非)による『한비자』(韓非子)「난一」(難一)になります。

韓非(かんぴ、BC281頃~BC233)は、中国の戦国時代( 전국 시대 )末期の思想家で、法家( 법가 )の代表的人物のひとりになります。

司馬遷の『史記』「老子韓非列伝」などによると、韓非は当時の戦国七雄の中では弱小国だった韓( 한나라 )の公子で、幼い頃から吃音に悩まされていましたが、書を著すことは得意だったとされています。

また、李斯(りし:이사 )とともに荀子( 순자 )に学んでおり、同伝によれば李斯は自身が韓非には及ばないと感じていたとされています。

韓非は生国である韓が弱体化しているのを目の当たりにして韓王に書をもって何度か諫言しましたが、採用してもらえませんでした。

その後、秦国に使者として赴いた韓非は秦王政(後の始皇帝)から気に入られたものの、李斯らの讒言によって囚われの身となると、最後は李斯が送った毒薬を飲んで命を絶ってしまいました。

その彼が著したのが55篇からなる『韓非子』になりますが、一部の篇については彼の作ではないという説もあるようです。

商鞅( 상앙 )の「法」や申不害( 신불해 )の「術」、慎到( 신도 )の「勢」を組み合わせたことにより完成した韓非の思想が『韓非子』という形として完成することになりました。

「矛盾」の故事成語の出典となったのは「難一篇」になりますが、内容的にはさまざまな事例を列挙して、孔子や管仲などの君主に仕えた歴史的人物や君主自身を批判しています。

「韓非子集中講義」で『韓非子』の日本語の全訳を読むことができますので、リンクを貼っておきます。

例文

이 법은  모순을 안고 있다. 

(この法は矛盾を含んでいる)

사회의 모순을 비판하는 논문이 많이 나왔다.

(社会の矛盾を批判する論文がたくさん出た)

그 나라의 주장에는 모순이 존재한다.

(その国の主張には矛盾が存在する)

과학과 종교의 모순적인 관계에 대한 의견

(科学と宗教の矛盾する関係についての意見)

이 제도는 현실과 모순된다.

(この制度は現実と矛盾する)

【故事成語】自相矛盾( zì xiāng máo dùn )

今回の「矛盾」の故事の原文と韓国語訳についてはこちらから読むことが出来ますので、ぜひアクセスしてみてくださいね。

ちなみに、「矛盾」という言葉が誕生した中国では、矛盾することを「自相矛盾」(韓国語だと“자상모순”)と表現しますが、以下の記事【故事成語】自相矛盾( zì xiāng máo dùn )にちょっとだけ詳しくまとめていますので、ぜひ読んで見てくださいね。

実はこの盾と矛を売る商人の話は、とある人と儒家との会話の一部分に登場する例え話になるのですが、その件についても以下の記事にちょっとだけまとめていますので、興味のあるかたはぜひ読んで見てくださいね。

参照

「모순」(나무위키)

「韓非子集中講義」

イラストレーターの皆さん

この記事を作成するに当たって使用させてもらった画像のイラストレーターさんになります。

「せいじん」さん - ネコ

「miho.panda」さん - パンダ

chinese-mao

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